今回のヤマダオートな日々(車観察モニタリング2)は、日野自動車・デュトロの修理事例・トランスミッションオーバーホールをご紹介します。お客様より5速以外でトラックが動かなくなったから修理して欲しいとご依頼頂きました。
ヤマダオートにて点検した結果、ミッション内部の故障である事をご説明させて頂き、お客様と相談の結果、ミッション内部の状態を点検していく事になりました。ミッションの分解・点検・組み付け作業を総じて、ミッションのオーバーホールと呼びます。以下が、オーバーホール作業の詳細になります。
早速、車からミッションを取り外して、ミッションが入っているケースを外します。
すると、写真のような状態で、多数の金属片がミッションケースの中に溜まっており、多数のギアも欠けたり、傷んだりしていました。
この状態では、ミッションのどの部品が再使用でき、どの部品が再使用できないかわかりません
ので、一つ一つをバラバラに分解して点検していきます。 どうやら、こちらの写真のカウンターシャフトのベアリングが破損して、それが原因で、その他の部品も破損していったようです。
ヤマダオートのホームページでもお伝えしましたが、ちょっと気になると気付いて、すぐに原因を調べる事ができると、部品の破損があちらこちらに広がらなかったかもしれませんね。つまり、最小限の部品の交換で済み、もっと安い金額で修理出来ていた可能性が、今回の修理事例の場合はありました。
原因が分かったところで、再使用できる部品、再使用できず交換が必要な部品を点検し、今回の修理費用がいくらくらいになりそうかお客様にお伝えします。
リサイクルパーツ(中古品)のミッションもヤマダオートにて探したのですが、お客様と相談した結果、ミッションのオーバーホールをする事になりました。
オーバーホールでの修理と、リサイクルパーツ(中古品)を使用した交換作業の場合との、最終金額を比較し、オーバーホールした方が結果的に断然良い、その程度の価格差だったので、ヤマダオートでオーバーホールをしてリビルドミッションを完成させ取付けることになりました。
リサイクルパーツ(中古品)は、これまで、どの様な使用状況で内部がどうなっているのか、正確な所は分かりません。つまり、また同じように壊れる可能性があります。
ですが、ヤマダオートでしっかり点検し、組付けたリビルドミッションは、交換が必要な部品は新品に交換して組付けましたので、安心してお客様にご使用して頂けます。
今回は、ヤマダオートでのトランスミッションのオーバーホールの修理事例をご紹介させて頂きました。エンジンやミッション単体でのオーバーホール作業も承っています。ヤマダオートでは、様々な自動車の修理を、お客様にとって最善の方法で修理させて頂きます。車の事でお困りの際は、ぜひ一度お気軽にお問い合わせください。
では、今回はこの辺で・・・