今回は、知る人ぞ知る名車、日産のスカイラインDR30、通称、鉄仮面、のエンジンオーバーホールのご紹介です。なかなかお目にかかる機会も少なくなってきている名車がヤマダオートにやってきました。お客様が、長年、とても大切に乗られている事は、神戸52、という2ケタナンバーが物語っています。とはいえ、通勤で毎日使用されているそうで、走行距離は20万キロオーバー、エンジンの調子も悪いので、思い切ってオーバーホールするとの事で、ヤマダオートにお越し頂きました。
お客様とご相談の結果、オーバーホールをした方が良いと判断し、ヤマダオートで、この名車のエンジンを蘇らせる作業をさせて頂くことになりました。
早速、いつも通り、まずはエンジンを降ろし、分解していきます。
そして、それぞれのパーツを点検し、交換が必要な部品、交換をおススメする部品、交換する必要のない部品を仕分けしていきます。
こちらの写真の方が、シリンダーの損傷の比較は分かりやすいですね!
インテーク・エキゾーストバルブやバルブシートもご覧のとおり、かなりアタリが悪くなっていました。この状態だと、燃焼室の密閉にも大きく影響しますね。
もう少しで、点検が完了です。
タービンは、タービンシャフトのガタが大きく交換をお勧めしました。
チェーンテンショナーは20万キロ以上ご苦労様でした。
インテークダクトもヘドロの様にカーボンが堆積していました。
ヤマダオートで点検した結果を、お客様にお伝えし、修理方法を相談させて頂きました。なんといっても、通勤仕様でまだまだこれからも乗り続けるつもりとの事でしたので、まだまだ長く乗れる丈夫なエンジンを目指してオーバーホール作業を進めていく事になりました。
シリンダーヘッドは、面研磨し、カムシャフトやクランクシャフトは再使用しました。
バルブは、インテーク、エキゾーストともに、新品に交換し、バルブシートも修正し、バルブ摺合せをして組み付けました。
ボーリングしたり研磨したりと、あれやこれやと、オーバーホール作業を進めて行きます。少しずつ確実に、丁寧に、心を込めて組み付けていきます。少しずつ蘇っていくエンジンに魂を入れて行くかのような作業なので、慎重に、滞りなく進めて行きます。
ターボはリビルドを使用します。インテークダクトもカーボンを取り除きキレイに清掃しました。
その他、ピストンリングやメタルなどはもちろん、交換が必要な様々な部品を交換し、どんどん組み付けて行きます。
出来上がりました!!お客様にヘッドカバーを塗装する事をおススメしたのですが、今回はしないで良いとの事でしたので、そのままですが、ピカピカになった赤色のヘッドカバーが取り付けられていたならば、新品のエンジンを積んだエンジンルームに見えたかもですね!?
エンジンをかけ、時間をかけて最終チェックをして、異常がない事を確認すると、お客様にご連絡します。
お客様には、待ってました!!と大喜びして頂けました。ヤマダオートも嬉しい気持ちをもちろん頂きました。
今回のオーバーホール作業で、中身はほぼ新車並みのエンジンへと生まれ変わりました。これで、まだまだエンジンは通勤仕様でも大丈夫です。
この度はヤマダオートをご利用頂きありがとうございました。また、車検やメンテナンスでもお気軽にお越し下さい。
ヤマダオートでは、エンジンやミッションのオーバーホールも、お客様のご要望に合わせて行います。私のエンジンも、とお考え中のお客様も、ぜひ一度お問い合わせください。
では、今回はこの辺で・・・