今回は、ヤマダオートでのとても珍しい故障事例(ブログで紹介している中では4例目かな?)のご紹介です。ご興味のある方は、こちらから第1,2,3例目(数字をクリックして頂くとそれぞれのページへ移動します)をどうぞご覧ください。
さて、本題に戻ります。お客様よりエンジンが始動できなくなったので修理して欲しいとご連絡があり、ヤマダオートにレッカー搬送されてきた、日野のトラック、レンジャーのエンジン分解まで・・・の、ご紹介です。というのも、・・・
とりあえず、原因の特定へと作業を進めて行くと、
シリンダーヘッドを外すと、エンジンがかからない原因は、はっきりわかりました。
どうも、3番(真ん中)のシリンダーらへんが、変に光っているのはお分かり頂けると思います。
エンジンに必要なはずの部品が見当たらない様な・・・
少しずつ核心へと近づいていきます。
少しずつ拡大していきます。
こんな感じに、
ヤマダオートでも、あまり見たことの無い状態に、見事にエンジンブローしていました。
ピストンもえらい事になっていました。
エンジンがかからなくなった原因は、バルブが溶けるか割れるか、ピストンが溶けるか、どこから派生してこうなったのかわかりませんが、エンジンブローしたからでした。こんなこともあるんですね・・・タービンに挟まっていたのは、ピストンやらバルブやらのかけらでしょうね・・・。
なぜこうなったかは、この状態では推測する事しかできませんが、インジェクターが異常を起こし、異常燃焼が引き起こされたのか、はたまたバルブが不良品だったのか、それとも、別に原因があるのか・・・
とにかくお客様に状況を説明すると、車がまだ新しかったのでメーカーに伝えてみる事になり、この状態の車をメーカーが引き取りに来ました。
なので、ここまでとなります。なかなかお目にかかれないエンジンの大破、まさにエンジンブローでした。
では、今回はこの辺で・・・