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ロータリーエンジン オーバーホール
RX-7 1

 某月某日、快晴のある日、久しぶりにサーキットに走りに行ったのですが・・・

 アクセル全開で気持ち良く走行中、エンジンの辺りから、今まで聞いた事の無い様な、カキ----ンッ!!と異音がしたと思いきや、そのままエンジンが止まってしまいました。

 あわてて、セルを回してみても、再度かかる気配もなく・・・

 嫌な予感・・・

 とりあえずピットまで牽引してもらい、恐る恐る調べてみると・・・

 残念ながら、嫌な予感が的中のようで、エンジンの圧縮圧力が無くなってしまっていました。

 上の写真は、壊れたセブン(車の名前です)を悲しい気持ちで工場まで運ぶ途中に撮った写真です。

 と、前置きはこのぐらいにして、今回はロータリーエンジンのオーバーホールのご紹介をしようと思います。
 

ロータリーエンジンオーバーホール1
ロータリーエンジンオーバーホール2

 まずは、エンジンを降ろす所から始まります。

 エンジンの廻りに取り付けてある補機類等も一緒に降ろしてしまいます。

 ロータリーエンジンは、他のエンジンに比べて小さく軽量で高出力なのが魅力的な部分ですが、補機類が付いていると、特に小さいとあまり感じません。

 車体からエンジンを降ろすと、補機類を取り外し、エンジン単体へと作業を進めて行きます。

 下の写真は、余談ですが、サーキットを走行後のクラッチカバーです。

 過酷な使い方をしたにもかかわらず、熱によるクラック(ひび)もなく、まだ使えそうです。

ロータリーエンジンオーバーホール3
ロータリーエンジン単体
ロータリーエンジンオーバーホール4
ロータリーエンジンオーバーホール5
ロータリーエンジンオーバーホール6
ローターハウジングキズ
ローターキズ
ローター&エキセントリックシャフト
クラッチカバー

 右の写真が、エンジンの補機類等が取り外され、単体になった写真です。

 わかりにくいですが、エンジンの上にライターを置いてみました。

 エンジンの小ささが解って頂ければいいのですが・・・

 いよいよここから、エンジンを分解していきます。

 ロータリーエンジンは、特殊なエンジンで、バルブがありません。その為、部品数が少なく、構造が簡単と言われている事もあるようですが、この構造を開発した設計者の頭脳は、とても複雑怪奇に違いありません。

 まずは、五段のサンドイッチみたいになっている、一番上のフロントハウジングを取り外します。

 すると、おにぎりの様なローターがローターハウジングに包まれて現れます。このローターを回転させる事が、車を動かす動力になります。

 また、このローターがローターハウジングの中で回転する事により、混合気の吸入→圧縮→燃焼→排気を全て行います。

 この工程を他のエンジンで行う場合、シリンダーブロック、ピストンの他にバルブや、カムシャフト、タイミングチェーンや、シリンダーヘッド等、様々な部品が必要となってくるのですが、それらの部品を必要としない点もロータリーエンジンが軽量でコンパクトな要因になっています。

 簡単に言うと、素敵なエンジンって事です!!

 ローターを取り外し点検すると、左右の写真の様に、明らかな引っ掻き傷がローターとハウジング双方にに確認出来ました。

 エンジに負担をかけ過ぎる走り方をした代償です・・・

 少し悲しい気持ちになるも、気分を取り戻して作業を続けます。

 順番に、サンドイッチの様に積み重なったパーツを取り外し、整理しながら、点検していきます。

 ロータリーエンジンには、ピストンリングの代わりに、アペックスシール、コーナーシール、サイドシールという部品が使われており、ピストンリングの代わりにエンジンの燃焼室の密閉をしています。

 オーバーホールの際には最低でもこのシールは交換するのですが、残念ながら今回はローターもハウジングも使えません。

 左の写真が、使い込まれ過ぎたローターとエキセントリックシャフト(普通のエンジンで言うクランクシャフトにあたる部品)です。

 今回は、エキセントリックシャフトは再利用し、五段あるハウジング、フロントハウジング、インターミディエイトハウジング、リアハウジング、ローターハウジング(X2)全ての交換と、シールの交換をする事になってしまいました。

ステーショナリギアメタル新旧比較
新品ローター

 また、エキセントリックシャフトのベアリング(ステーショナリーギアメタル)も、右の写真の様にかなり変色してしまっていたので交換する事になりました。左が新品で、右がくたびれたベアリングです。

 今回は、オーバーホールをしてみると、予想以上に状態がひどくかなりへこんでしまいましたが、新品のローターが届き手にするととなぜか嬉しくなってしまいました。

 時間を見つけながら、アペックスシール、サイドシール、コナーシールの調整等をしてローターに組み込んでいきます。

 ロータリーエンジンでは、サイドシールとコーナーシールのクリアランスの調整をしなければならないのですが、この部分がとても大切になります。

 すべてのシールのクリアランスを調整し、ローターに組み込んでいけば、後はエンジンを分解した逆の手順で、エンジンを組んでいきます。






 ちなみに、右の写真は、アペックスシールと呼ばれるロータリーエンジンの肝になる部分のパーツの新旧を比較した写真です。

 一目瞭然ですが、上が新品、下が使用後のシールです。

 エンジンを組んで、車に乗せて、きちんと慣らしをして、ロータリー専用のコンプレッションテスターで圧縮圧力を測定し、基準値以上なら完成です!!

 また、懲りずにサーキットに行き思いっきり走りたいと、うずうずしている今日この頃です。

 今回は、ロータリーエンジンのオーバーホールのご紹介をさせて頂きました。

 ヤマダオートサービスでは、ロータリーエンジンのオーバーホールもさせて頂きます!!

 お客様のご要望に合わせて様々な修理に対応させて頂きます!!お車の事ならお気軽に御相談下さい。

 スタッフ一同お客様のご利用を心よりお待ちしています!!

シール組み付け
アペックスシール新旧比較
ロータリーエンジンオーバーホール7
ロータリーエンジンオーバーホール8
ショートエンジン完成